ヘヴンリー・スイート

作者:雨音瑛

●甘いものには甘いものを
「やりすぎた……のかしら」
 喫茶店『スイートスイーツ』の中で、店長の葉月が悲嘆に暮れている。
「甘いパフェ! 甘いパンケーキ! 甘いシフォンケーキ! ……に、好きなだけホイップクリームとかメープルシロップとかチョコソースをかけられるお店!!」
 勢いよく言って、葉月はがっくりと肩を落とした。
「……普通の甘さじゃ物足りない、超甘党の人が来てくれるかもと思ったけど……あんまりいないのかしら、そういう人」
 開店当初こそちらほら来店があったものの、今ではさっぱり。
 うなだれる葉月の前に、ひとりの女性が立つ。
「あれ、鍵閉めてなかったっけ……すみません、もうお店は閉店で……」
 葉月が言うが早いか、胸に鍵が突き入れられる。
「私のモザイクは晴れないけれど、あなたの『後悔』を奪わせてもらいましょう」
 鍵を突き入れた女——第十の魔女・ゲリュオンが呟くと、葉月のそばにパステルカラーのメイド服をまとったドリームイーターが生み出された。

●ヘリポートにて
「超甘党のための甘々スイーツ喫茶が夢喰いに狙われたんですね」
 エイダ・トンプソン(夢見る胡蝶・e00330)の言葉に、ウィズ・ホライズン(レプリカントのヘリオライダー・en0158)がうなずく。
「パフェなどの甘いものに、さらに甘いもの——メープルシロップなどを好きなだけかけられる喫茶店が潰れ、店長の『後悔』がドリームイーターに奪われた」
 『後悔』を奪ったドリームイーター自身は既に姿を消している。だが、奪われた『後悔』を元にして現れたドリームイーターが事件を起こそうとしているという。
「一般人に被害が出る前に、このドリームイーターを撃破して欲しい。こいつを倒せれば、被害者の店長も目を覚ますことだろう」
 まずは敵について説明しよう、と、ウィズはタブレット端末の画面を切り替える。
「戦うことになるドリームイーターは1体のみで、配下などはいない。甘いものを使った攻撃を仕掛けてくるが、どれも強力だ。しかし、弱体化する方法がある」
 その方法とは『客として店に入り、サービスを受けて心の底から楽しんであげる』こと。今回の場合は、注文したメニューに好きなだけシロップやらホイップクリームをかけて美味しそうに食べたり、甘いものが苦手でも甘さをレポートしながら食べたりすることでドリームイーターは満足し、戦闘力が減少するという。
「また、ドリームイーターを満足させてから倒すと、店長の後悔が薄れて『前向きに頑張ろう』という気持ちになれるという効果もあるようだ」
 戦闘となる場所は、潰れた喫茶店内。多少破壊されてもヒールグラビティで修復できるため、遠慮は不要だ。
「コンセプトを少し変えれば立て直せそうな気がしますが……まずはドリームイーターを倒して店長さんを助けないといけませんね。皆さん、協力をお願いします」
 集まったケルベロスたちに、エイダが深々と頭を下げた。


参加者
花道・リリ(合成の誤謬・e00200)
御神・白陽(死ヲ語ル無垢ノ月・e00327)
エイダ・トンプソン(夢見る胡蝶・e00330)
クロハ・ラーヴァ(熾火・e00621)
古鐘・るり(安楽椅子の魔女・e01248)
ルア・エレジア(まいにち通常運行・e01994)
藤林・シェーラ(詐欺師・e20440)
渫・麻実子(君が生きるといいね・e33360)

■リプレイ

●夢のような甘さを
 路地裏にひっそりと佇む喫茶店『スイートスイート』。可愛らしい文字でドアに書かれた店の名前を、ルア・エレジア(まいにち通常運行・e01994)が見つめる。
「もともと甘いものは大好きだけど……甘いものを更に甘くだなんて……なんて……なんて素敵なんだ! チョコソースにキャラメルソース、ホイップクリームをパフェやケーキにかけまくる! ひゃっほー! 夢のようだ!」
 ルアが勢いよくドアを開ければ、もちろん店内は閑古鳥。「お好きな席にどうぞ」という張り紙に従い、ケルベロスたちは席についた。
 メニューを開くなり、エイダ・トンプソン(夢見る胡蝶・e00330)が息を呑む。
「うわぁこれは凄いですね、カロリーが助走をつけて殴ってくる感じがします。……スイーツ版のあのラーメン店ですね。でも私は甘いの大好きですから無問題ですよ♪」
「ふーん、自分でいろいろ追加できるのね」
 メニューをのぞき込んで、花道・リリ(合成の誤謬・e00200)が呟いた。「トッピング例」と記載された箇所には、パンケーキの形状が不明になるほどにホイップが盛られている写真が。
 それぞれがメニューを見ながらフードとドリンクを選んでいると、不意にテーブルの上にお冷やが置かれた。
「いらっしゃいませぇ、ご注文はお決まりですかぁ?」
 メイド服を着た、甘ったるい声の女性だ。店長――ではなく、ドリームイーターである。
「シフォンケーキとコーヒーを。コーヒーは苦み強めで」
 軽く手を挙げ、御神・白陽(死ヲ語ル無垢ノ月・e00327)が告げる。続けて注文するのは、リリ。
「私はパンケーキをブラックコーヒーと一緒に」
「同じくパンケーキと珈琲を」
 店長をちらりと見ながら、クロハ・ラーヴァ(熾火・e00621)も同じメニューを述べた。
「パンケーキをホイップマシマシでお願いします!」
「私もパンケーキ。飲み物はメロンソーダで、バニラアイス浮かべてもらえる?」
「できますよぉ」
 藤林・シェーラ(詐欺師・e20440)の問いかけに、店長はふにゃっとした笑顔を浮かべて肯定する。
「一通り試してみたい気もするけど、特に気になるのはフルーツパフェね。飲み物はコーヒーで……そうね、ブラックがいいわ」
 古鐘・るり(安楽椅子の魔女・e01248)の注文を、店長は伝票に書き付けている。飲み物も甘くてもいいが、苦い方が美味しく食べられるという考えからだ。
 店長が書き終わるのを待って、渫・麻実子(君が生きるといいね・e33360)が勢いよく挙手した。
「フルーツパフェ、パンケーキ、シフォンケーキをお願いだ!」
「同じく全部!」
 と、ルアも便乗する。
「かしこまりましたぁ。少しお待ちくださいねぇ」
 店長はぺこりと礼をして、まるでスキップでもするように厨房へと入っていった。
 待つこと、十数分。厨房から出てきた店長が手にしているのは、ごく普通のパフェ、パンケーキ、シフォンケーキ、それとドリンク。
「まだですよぉ、まだ全部じゃないですからねぇ」
 店長がケルベロスたちを見渡し、不敵に微笑む。そうして厨房へ戻ったかと思うと、ガラガラとワゴンを引いて現れた。ワゴンに乗っているのは、ホイップクリーム、メープルシロップ、蜂蜜、チョコソース。
「はーい、好きなだけかけてくださいねぇ。それではごゆっくりぃ」
 ぺこりと礼をして、店長はまたスキップしながら厨房へと戻って行った。

●好きなだけ好きなように
 ナイフとフォークを手に取ったクロハは、丁寧にパンケーキをカットする。
「あぁなるほど、中々すごいですね……まぁ食べれない程ではありませんよ、頂きましょうか」
 最初はホイップクリーム、次はメープルシロップ、さらに次はチョコレートシロップをと、異なるものをかけては味を楽しむ。
「うん、とても美味しいですよ。甘いだけではなく丁寧に作られたスイーツですね」
 パンケーキを食べきり、お代わりをオーダー。店長が厨房へ消えた隙に思うのは、本来の店長のこと。
(「甘いものは好ましく思いますが……なんでしょうね、コレ。どこで道を間違えたんでしょうね、ここの店主」)
 目の前に置かれたおかわりのパンケーキを見て、クロハは再びナイフとフォークを手に取った。
「まぁ食べさせてくれるというのならば頂きましょう」
 注文したフードに、それぞれが異なるトッピングを施しては楽しんでいる。
 パンケーキに蜂蜜、ホイップクリーム、メープルシロップ、さらにはジャムを山盛りにするのはシェーラだ。
「くっそう量が食べられたら他のも頼みたいんだケドなぁ……!」
 仲間の注文したものを見ながら、シェーラは大きくため息をつく。しかし注文したパンケーキを頬張るときは、灰色の目を輝かせて。
 仕事は仕事でちゃんとやるが、シェーラは年齢の上ではお子様、そして甘党。こんな盛り放題の店があったら張り切ってしまうというものだ。メロンソーダのアイスをつつき、ご満悦の様子。
 テンション高く食べる仲間とは異なり、白陽は淡々とシフォンケーキを食べていた。もちろん、シフォンケーキにはホイップクリームを載せる。
「うーん甘い。さすが甘さ推しの店。飲み物なしでは厳しいなあこの甘さ」
 時折コーヒーを口に含みつつ、ケーキを味わう。
「口の中が甘さ一食になるのをクリアすればイケる……かな?」
 首をかしげ、白陽はもくもくと食べ進めた。
 一風変わったデコレーションをするのは、リリ。まずはパンケーキをピンク色――イチゴ味のホイップクリームで覆い、チョコソースでにこにこおめめを描く。そこに載せるは、持ち込んだ豚鼻型のクッキー。
 できあがった豚のパンケーキは少し不格好だが、リリは無言で撮影する。しまくる。
「豚さん、ですか? かわいいですね」
 様々な角度から撮影し終えたリリに、エイダが声をかける。
 コーヒーを手にしたリリは、まんざらではないというように頷いた。
「では私も……うーん、おいしい! あまーい!」
 頬に手を当て、エイダが満面の笑みを浮かべる。
「ルアさん、そちらのスイーツはどうですか?」
 と、エイダは怒濤のごとく食べるルアを見遣った。
「……あ、えひひゃはん、ほっひのほおひひぃひょ!」
「あ、食べながら喋らなくても良いので……とりあえず飲み込んでからどうぞ」
 言われ、ルアは口の中のものを飲み込む。
「あ、エイダちゃん、こっちのも美味しいよ!」
「それは良かったです。こちらのお料理はどれもカロリーの核爆弾ですが、ルアさんは平気なんです?」
 エイダの問いに、ルアが手を止めて視線を合わせる。
「俺は食べても何故か太らないんだよね〜。エイダちゃんは?」
「私……ですか? ……明日からは暫くお豆腐と蒟蒻で過ごします」
「え……? なんか寂しいね……」
 遠い目をするエイダを、ルアは憐れみの目で見たのだった。

●甘くない戦い
 パンケーキを食べ終えた麻実子は、シフォンケーキに手を出していた。パンケーキにもそうしたように、シフォンケーキにもトッピング全部乗せている。
「マジ天国っ!」
 一口食べ、快哉を叫ぶ。自分好みのオリジナルデザートに出来るのは、麻実子にとってはこれ以上ないほどのシステムだ。ケーキ生地と、トッピングしたホイップクリームその他を味わい、次はパフェに手を出す。
 同じくパフェを味わうるりは、ホイップクリームを手に取った。
「ほいっぷ・しろっぷ・しゃらららら〜」
 魔法の呪文のように良いながら、次はチョコソースを。
「……なんか分かる気がする。食べる前からこの『好きなだけかける』のが既に楽しい」
 ぽつりと呟き、先割れスプーンをパフェに差し込む。
「一度やってみたい事ではあると思うのよね。その後に『後悔』が待っているのだけど」
 こんな店などなくとも、そもそも糖分の取り過ぎが後悔に至るのは自明の理。るりはスプーンに載ったフルーツとホイップクリーム、チョコソースをぱくりと食べる。
「味は……甘過ぎるんだけど、甘過ぎて悪いという事はないのよ。甘いものは正義なのだから」
 美味しいわ、と、るりはコーヒーを口に含んだ。
「皆さん、いい食べっぷりですねぇ。満足していただけました? 私も満足ですぅ」
 席に駆け寄ってきた店長が、嬉しそうに声をかけた。
「さて、たっぷり頂きましたしお礼をさせて頂きましょう」
 と、クロハが席を立つ。麻実子も名残惜しげにくわえていたスプーンを置き、立ち上がる。
「可愛いメイドさん、君の提供してくれた糖分のお陰で、僕ら十分満たされた。今度は君が天国に行く番だぜ」
 店長は数歩下がり、ホイップクリームの容器を構えた。だが、それよりも早くリリが動く。
「美味しい食事をどうもありがとう」
 言いつつ、攻撃はまったくもって容赦なし。リリの放った「御業」に、店長が拘束される。
 拘束が解けるが早いか、店長はホイップクリームを射出する。放たれたホイップクリームを回避し、クロハは惨殺ナイフ「victoria」に地獄の炎を纏わせた。火の粉舞い散る一閃ののち、白陽が腰の後ろに交差させた斬霊刀「七ツ影」を抜く。
「悔いを抱えて逝けば黄泉路に迷うだろう」
 短く言い切り、店長の間合いに踏み込む。皮肉めいた笑みを浮かべて叩きつけるは、動作すら視認できない達人の一撃。
 エイダが「紅瞳覚醒」を前衛に向けて歌い上げれば、店長が周囲を確認しつつケルベロスと距離を取る。
「せっかくお互いに満足したのに、ケルベロスだったなんてぇ……んもぅ、お代は命で払っていただきますからねぇ!」
「大口を叩くな。……安く見えるよ?」
 シェーラが余裕の笑みで挑発――ただの言葉ではなく、言語発声型テレビフラッシュだ――すると、店長は頬を膨らませて地団駄を踏む。そんな店長をよそに、るりは神槍「ガングニール」のレプリカを召喚した。
「消えて終わりよ……ジャッジメント!!」
 るりの指先が、店長を指し示す。槍に貫かれた店長を襲うのは、ルアのブラックスライム。回復が必要ないことを確認し、麻実子はドリームイーターの店長を眺める。
「スイーツをとことん味わわせて人を癒やそうとする心意気、素敵だよ。うまくいかなかったのは残念だけど……改善案ひねる前に悔やんで、それを利用されちゃうなんてやるせないなぁ……」
 本物の店長のためにも、今は目の前の敵を倒さなくては。麻実子は狙いを定め、弾丸を放った。

●再起のために
 ケルベロスたちに満足させられたことで、店長は本来の力を発揮できていない。入店と同時に攻撃を仕掛けたのであれば凄まじい威力だった攻撃も、今や半減している。
「今度の魔法は甘くないわよ」
 るりが「混沌なる緑色の粘菌」を召喚し、店長を浸食した。その直後、ルアの咆吼が店内に響く。
「いまコロスから逃げんなよ!!」
 生み出した怒りの感情で、破壊衝動を高める。叩きつける拳には、怒りを宿して。
「よっし、回復は任せて!」
 と、麻実子がマインドリングから盾を生み出し、シェーラへと付与した。
「負けない、んだから、ぁ……」
 傷だらけの店長が、シェーラへ向けて甘さの概念を放つ。
「甘さの概念、か……ぐったりしそうになるねぇ」
 こめかみに手を当て、シェーラは裂帛の叫びを上げる。
 攻撃の効果が消えたことを悔しがる店長に、オーラの弾丸が迫る。命中を確認し、リリは続く白陽の射線から退いた。
「死は尊くあるべきもの――いつか終わることだけは世の全てに平等だ」
 白陽は自身と世界の境界を取り払い「虚無」を呼び覚ます。店長に触れ、死の概念を刻み込むのは人の姿をした死の具現。
 店長はこらえ、たたらを踏む。が、体勢を立て直す間もなく、エイダの魔力から生み出された蝶が店長に纏わりついた。
「さぁ踊りましょう、蝶のように」
 紅い蝶に体力を奪われ、店長はテーブルに手をついてこらえる。そこへ、クロハが肉薄した。
「どうぞ、一曲お相手を」
 クロハの地獄化した両脚から、連続した蹴り技が繰り出される。
 それが、店長への最後の一撃となった。
 店長が消え去ったことを確認し、クロハは周囲をうかがう。
「――他に敵の気配は無さそうですね。では、本来の店長の無事を確認するとしましょう」
 バックヤードで目を覚ました店長、里中・葉月はぼんやりとした目でケルベロスたちを見つめる。
「……というわけで、ドリームイーターは俺たちが倒した。あと、この店についてだけど……あの甘さはダイエットとか考える人には厳しそうだよね」
 店長を助け起こし、白陽が告げた。るりもうなずき、店長を見上げる。
「リピーターが少ないのは、アレよ。来たくても来られないと思うわ。……毎日こんな事やってたらどうなるか分かるでしょう。健康も考えて頂戴」
 言われ、しょんぼりする店長に、エイダが声をかける。
「でも! スイーツの味は私やみんなが保証します! アピール方法や方針を変えればきっと立て直せますよ♪」
「……本当に? 本当に、そう思う!? 私はそう思う!! お店、続けたいの!!」
 ドリームイーターを満足させてから倒したことで、葉月は前向きになっている。鼻息荒くアイディアを述べまくる葉月に、麻実子が話しかける。
「今のままでも僕は常連になるよ! あ、でも甘ーいデザートを中和させる飲み物を豊富に置くとか、軽食系も充実させるとかして甘いの以外で活路を見出してみればいいんじゃない、かな……?」
 と、控えめなアドバイスも付け足して。葉月はエプロンのポケットから取り出した伝票をメモ代わりに、書き付けてゆく。
「うんうん、その調子なら大丈夫そうだな! 今度は彼氏と来るなー!」
 安堵し、麻実子が笑顔を浮かべる。
「ご馳走様でした、また来させて頂きますよ」
 それでは、と、クロハは店を後にした。
「そうだ、店内をヒールしてもいいかな?」
「もちろん!」
 シェーラの問いに、葉月は勢いよくうなずいた。るりも手伝い、店内の破損した箇所にヒールを施してゆく。
 幻想を交えつつ修復された店内で、ルアが手を挙げた。
「店長さん、あらためて注文してもいいかな? 戦闘でお腹空いちゃったし」
「もちろんです! 」
 いたずらっぽく敬礼して、葉月は厨房へと駆けてゆく。調理を終えて出てきた葉月は、パンケーキ、シフォンケーキ、パフェをルアの前に置いた。
「どうぞ、ごゆっくり! 他にご注文はありますかー?」
「私は……しょっぱいものが食べたいわね」
 甘いものを嬉しそうに食べるルアを横目に、リリが呟いた。

作者:雨音瑛 重傷:なし
死亡:なし
暴走:なし
種類:
公開:2017年5月31日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 9/キャラが大事にされていた 0
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